関節拘縮を改善させる適切な手順
関節拘縮を改善させるには適切な手順があります。
まず、筋の攣縮を取り除き柔らげることが重要となってきます。
攣縮というのは筋肉を押さえると痛みがある状態、いわゆる圧痛がある状態です。
そして緊張がある状態のことを言います。
その緊攣縮に対しての治療法としては軽い収縮と弛緩を繰り返す運動による筋リラクゼーションを行います。
緊攣縮が取り除けたら次は筋の短縮という状態を改善させる必要があります。
筋の短縮ではその対象となる筋肉が伸張される位置まで持ってくると、その筋肉が緊張してきて可動域が制限されます。
筋の短縮に対してはストレッチ&等尺性収縮を用いた治療が効果的です。
この筋の攣縮と筋の短縮をしっかりと治してあげることにより、筋の柔軟性が増し、可動域制限の大きな要素である筋の問題が解決できます。
筋肉が攣縮、短縮が改善した上で次は関節包や靭帯に対してのストレッチを行なっていきます。
関節包を伸ばしていく際に筋の伸張性がなかったら、関節包には適切な伸張刺激が加わりません。
そのため必ず筋の問題を解決した上で関節包や靭帯へのアプローチを行なっていきます。
これが関節拘縮を改善する運動での適切な手順になります。
アプローチの手順
筋の攣縮→筋の短縮→関節包や靭帯