リハラボ

知っておくと役に立つリハビリの知識を紹介

その他

『リハビリテーションとは?』

「リハビリテーション」という言葉はよく耳にすると思います。 たとえば骨折の後に「リハビリをしましょう」というように、一般的にはトレーニングやマッサージ、動作訓練をするという意味で使われることが多いですが、この「リハビリテーション」という言葉…

空腹の効果!空腹とホルモンの関係とは!?

1日何回くらい、空腹感を感じますか? 規則正しく1日3食、バランスのとれた食事をとることが、健康的な生活習慣ということは、いまや常識ですよね。 ところが、お腹が空いた状態の方が、美容と健康に効果的な面もあるのです。 今回は、最近耳にすることが増…

温熱療法

はじめに 病院やクリニックなどで、主に疼痛の抑制や組織の粘弾性にアプローチする為に用いられるのが温熱療法です。 温熱療法は物理療法の手段の一つで、実際に実施されている物理療法の種類として最も多く用いられている手段です。 温熱療法には様々な手段…

非特異的腰痛の悪循環パターン

運動器疾患に対する運動療法は理学療法士、理学療法学生、診療報酬面など立場によって難渋する疾患がそれぞれ違うと言われています。 その中でも日本では何年もの間病院へ訪れた患者さんの数が第1位の症状が腰痛になります。 有訴者率 2013年の国民生活基礎…

訪問リハビリにおける疼痛の評価

疼痛の分類 疼痛は発生様式により3つに分類することができます。1つ目は侵害受容性疼痛、2つ目は神経障害性疼痛、3つ目は心因性疼痛(非器質性疼痛)です。 侵害受容性疼痛 侵害受容性疼痛とは、外部または内部から機械刺激や温度刺激などの侵害刺激が加わる…

慢性腎臓病(CKD)患者とそのリスク

リハビリの現場では脳血管や運動器の疾患以外にも慢性腎不全を既往歴、現病歴とした患者さんに遭遇することも多いかと思います。 若いセラピストは他にも勉強しなければいけないことも多く、腎臓の疾患をもった患者さんに対してどういった注意をしていき、ど…

治療手技カウンターストレインの紹介

カウンターストレインの発見 カウンターストレインはアメリカの開業医ローレンス・ジョーンズによって提唱された治療手技で、偶然起こったある出来事により発見されました。 それはDr.ジョーンズが重篤な腰痛をもった青年の治療を行なっていた時のことでした…

関節拘縮を改善させる適切な手順

関節拘縮を改善させるには適切な手順があります。 まず、筋の攣縮を取り除き柔らげることが重要となってきます。 攣縮というのは筋肉を押さえると痛みがある状態、いわゆる圧痛がある状態です。 そして緊張がある状態のことを言います。 その緊攣縮に対して…

腰部コンパートメント症候群の病態とその特徴

腰椎背筋群の解剖 腰椎背筋群は胸腰筋膜で覆われており、1つのコンパートメント(筋区画)を形成しています。 このコンパートメントに含まれる筋は多裂筋と最長筋・腸肋筋からなる脊柱起立筋で構成されています。 下位腰椎では多裂筋がコンパートメントの大…

肩関節の関節包を見る時に基準となる角度は○○度!

肩関節の構造 狭義の意味での肩関節は肩甲骨関節窩と上腕骨骨頭から構成される肩甲上腕関節を指します。 しかし、臨床上では狭義の意味での肩関節だけでは進めることが困難です。 肩は胸郭の上に肩甲骨が位置し、体幹と結ぶのは唯一鎖骨だけであり不安定な構…

姿勢制御のための大切な要素

日常動作は姿勢制御の積み重ねです。 手で物を取る時上肢の筋肉の活動に先立って、身体の動揺を予測し、身体を安定化させるために体幹・下肢の筋肉がいち早く活動します。 姿勢制御のための3つの機能 ・地面把握機能を向上させる ・支持足の機能を生かす ・…

最近になってよく聞くようになった筋膜リリースって?

筋膜という言葉を今ではあたりまえのように使うようになりました。 筋膜は一昔前までは人の身体にとって重要なものだと理解されておらず、人体を解剖する際に筋肉や内臓を見るためには邪魔なものだとされ捨てられていたそうです。 しかし、近年研究が進み筋…

変形性膝関節症の痛みは膝蓋下脂肪体にあり!?

変形性膝関節症の患者さんで「膝の軟骨がすり減ってね〜」と言って膝を痛がっている方がよくいると思います。 しかし、本当にその患者さんは膝の軟骨がすり減って膝を痛めているのでしょうか? 変形性膝関節症の痛みの分類 膝蓋下脂肪体由来の痛みの特徴 変…