お金持ちは知っている!覚えておきたい「複利」の力!
”アルベルト・アインシュタイン
「複利は人類最大の数学的発見」”
単利と複利
銀行などに預金をすると利息が付いてきますが、その利息の付き方として「単利」と「複利」というものが存在します。
資産運用などの勉強をしている方にとっては、初歩中の初歩ではあると思いますが改めて「単利」と「複利」について勉強していきましょう。
単利とは?
単利は預け入れた元本が一定で、その元本にのみ利息が付きます。
例えば「100万円」を1年間「10%」の利回りで運用できる金融商品があったとしましょう。
それを「10年間」の間「単利」で運用したとします。
1年目:100万円×10%=10万円
2年目:100万円×10%=10万円
3年目:100万円×10%=10万円
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10年目:100万円×10%=10万円
1年目も2年目も3年目も10年目も元本が一定なため利息によって入ってくるお金もずっと10万円と一定です。
逆に「複利」で運用するとどうなるか見ていきましょう。
複利とは?
複利は預け入れた元本に利息が付いたものが次の元本となります。
つまり「元本+利息」が次の元本になり、その「元本+利息」に対して利息が付くという訳です。
例えば「100万円」を1年間「10%」の利回りで運用できる金融商品があったとしましょう。
それを「10年間」の間「複利」で運用したとします。
1年目:100万円×10%=10万円
2年目:110万円×10%=11万円
3年目:121万円×10%=12万1000円
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10年目:235万7946円×10%=23万5794円
どうですか!?
10年後には利息が付いた金額が単利に比べ倍以上になっています。
72の法則
これで「複利」のことについてはなんとなく理解できたかと思います。
そこで更に「72の法則」というものを紹介します。
皆さん複利運用において元本が どれくらいで2倍になるかを簡単に計算できたら便利だと思いませんか?
”「72の法則」とは…
元本が2倍になる「年利」と「年数」が簡単に求められる法則です。”
計算式:72=利息×年数
例えば「100万円」を年利1%で複利運用したとしましょう。
この場合元本である「100万円」が2倍になる年数は72年になります。
計算はこうなります
72=1×年数
年数=72÷1
年数=72
簡単ですね!
今度は「100万」を年利4%で複利運用したとしましょう。
この場合元本である「100万円」が2倍になる年数は18年になります。
計算式はこうなります
72=4×年数
年数=72÷4
年数=18
0歳から運用したら高校を卒業する頃には働かずして2倍になってるってことですね。
まさにこれが「お金に働いてもらう」ということですね。
当たり前ですが「複利」の力を借りてお金を増やそうとするなら早ければ早い程有利です。
つまり50歳とか60歳になって「よし!お金を増やすぞ」と複利の力を借りようとしても遅いわけです。
最後に
ここまで「複利」について勉強をしてきましたが、こういったことはアメリカの高校生の教科書には初歩中の初歩として書かれています。
日本人はお金の勉強を敬遠しがちなため、お金の基本的な事実さえも知らずに生活しています。
例えばあなたは金利が上がっていくとき、資金の運用、借り入れはそれぞれ「固定金利」ですべきか、「変動金利」ですべきか知っていますか?
こういったことを周りの人で理解している人はほぼいません。
お金の知識がなければ損すべきでないことも損してしまいます。
これからはますます自分のお金は自分で守っていく力が必須となってくるかと思います。